ご挨拶
このたび、2024年11月2日(土)・3日(日)に、沖縄県男女共同参画センターてぃるるを会場に、日本学校メンタルヘルス学会第28回を開催させていただくことになりました。沖縄での大会の開催は当学会の長年の悲願であり、このたびこのように開催できることを、大変うれしく思います。
今回の大会テーマは「教職員の働き方改革を本気で考える」としました。現在、学校における働き方改革が国レベルで推進されています。働き方、働かせ方に起因するメンタルヘルスの問題は学校現場も例外ではなく、早急な対応が求められています。しかし、学校という場の独自性や特殊性、教職員という独特な立場などを考慮することなく、効果的な対策を立案することは困難です。今回の大会では、働き方改革、職場環境改善、チーム学校、キャリアなどをキーワードに、教職員のよりよい働き方改革に向けて、多面的な議論を行いたいと考えております。
日本学校メンタルヘルス学会は、学校教育の教職員や学校保健に直接関わりを持つ養護教諭や臨床心理士などの心理カウンセラー、医師などの心の専門家、青少年保護・育成活動に携わる人々、教育学、学校社会学、発達心理学などの研究者、教育行政に関わる人々など幅広い分野の人材が集まり、意見や情報を交換し、研究成果を発表し合う学術団体です。今回の大会では、日本学校心理学会様にもご協力いただき、大会テーマに沿った合同シンポジウムや教育講演などを開催します。学校を支える2つの学会が交わることで、学校現場に役立つ有意義な議論がさらに活性化することが期待されます。
沖縄の地で、皆様と熱い議論が繰り広げられますことを、大会長はじめ運営委員一同、大変楽しみにしております。
日本学校メンタルヘルス学会第28回大会長
筑波大学 大塚 泰正
琉球大学 宮城 政也
大塚泰正(筑波大学)
宮城政也(琉球大学)